酒祭り+第二回自宅ボードゲーム会

東広島の酒祭り

私の住んでいる街で酒祭りというのを毎年やっている。全国の様々な日本酒を一同に集め、飲み比べてみようという日本酒好きの呑兵衛にとっては垂涎のイベントだ。
私がこちらに引っ越してきたときにはまだお酒を飲みなれていなかったので一昨年、去年とは参加していなかったのだが、今年になって友人に誘われ参加することにした。
中途半端な時間に起きてしまって二度寝したせいで遅刻したのだが、先に行ってた三人はもうだいぶ飲んでたようで、二人はぐったり+もう一人はだいぶ出来上がってた。出来上がってた方の完成度がかなりのもので、正直今まで見た酔っ払いの中でもNo.1の面倒くささだった。
その後再び私の家でボードゲームをしようという話になり、移動しようという話になったのだがその辺はとりあえず割愛して本題のボードゲームの方だけ書く。

第二回自宅ボードゲーム

前回と同じく私の家でボードゲーム会。さっきの出来上がってた方の友人が大幅に遅れたため、最初は自分+二人の三人でFinca、電力会社をプレイし、夕食後に遅れて参加した一人を加えて四人でもう一度電力会社をプレイした。

Finca

自分は前回と同じく前半から特殊タイルをどんどん使いリードを広げていく作戦に出る。対してfukeshanとteketonは1〜6タイルをすべて揃えてボーナスを取りに行く。
途中まではリードしていたように思えたのだが序盤からまったく1〜6ボーナスを考慮しなかったツケが回ってきて他の二人がボーナスを取得したのに対して自分だけ取れなかったのが痛かった。さらに二度ほど荷馬車が足りないことがあり、その隙に自分が取れたはずのオレンジボーナスをfukeshanに取られたことで遅れが決定的に。結局初プレイのteketonにも負けるという結果になってしまった。

  1. fukeshan 56点あたり 1〜6ボーナス+果物ボーナス確保でリードが確定的に。
  2. teketon 54点あたり 1〜6ボーナス+果物ボーナスもそこそこ
  3. den8 46点あたり 1〜6点ボーナスが取れず+果物ボーナスも寸前で二個取り逃す

前回も書いたが、やっぱりこのゲームのプレイ感はボンヤリしている。前回勝っても嬉しくないと書いたが、負けてもやっぱり悔しくない。風車を回る部分がかなりの運ゲーというかたまたまこうしたらうまく行ったという風味が満点なため、戦略的なものが皆無だからである。あえて考える点をあげればどのボーナスタイルを狙うか、それによってどの果物タイルを取るかであるが、これもなんとなくボンヤリしている感が私は否めない。
風車を回る部分で定石的なものが見えてくればもう少し戦略性が増すのかもしれないが、前回に引き続き今回も行き当たりばったりに農夫を動かしていたためそういったものは全くなかった。強引に戦術と戦略に分ければ、風車を回る部分が戦術でそれを使って配達するのが戦略なのだが、戦術レベルの勝ち負けがはっきりしない、どうすれば得なのかがボンヤリなのである。
結論:カルタヘナと同じくこのタイプのデザインは自分と合わない。

電力会社一回目(三人)

他の二人の研究テーマ(学科)が電力系ということで前回から話題になってた電力会社をプレイ。
基本やって覚える派のteketonがチュートリアルやらずにぶっつけでやろうと言ったのだがstep1が終わる前に思った以上に差が付いてしまったのでそこまでをチュートリアルにしてもう一度最初からやることにした。
相変わらず相手が初心者であろうが大人げなくガチプレイを行っていたのだが、プレイ途中に妙に高価な発電所が買えることに違和感を覚える。なぜなのか前回のプレイを思い出すと、毎ターン一番高価な発電所を競りから取り除く、という作業を忘れていたのだ…。これがないせいで微妙な均衡の上に成り立っていた電力会社のバランスが崩壊し、後半のプレイはグダグダになってしまった。これはちゃんとルールを覚えてなくてチェックもしなかった自分が全面的に悪かったので、本当に申し訳なかった。
その時点でトップが12〜14送電網作っていたのでこのままとりあえず1プレイ終わらせることを念頭に間違っていた部分を修正してプレイしつづけた。結果は賢明に供給しつづけたden8が一位。たしかfukeshanが2位、teketonが3位だったと思うが後半ほぼゲームのバランスが崩壊していたためあんまり順位に意味はなく、詳細も覚えていない。

夕食

電力会社の終盤でやっと酔いつぶれてた方から電話がかかってきて、これから来るというので近所のカレー屋で夕食に。あのお店は高いという印象があったのだが、学生カレーなる学生限定のメニューを頼んだら500円で腹一杯に食べれた。あとそこのカレーはご飯の上に千切りキャベツが載っていたのだが、これが思った以上にカレーとマッチし、単調になりやすいカレーの味をキャベツの爽やかな風味と食感で常に新鮮に保っていた。これは今度自宅でカレーを作ったときにも試してみようと思う。

電力会社二回目(四人)

電力会社は四人以上でやったときに、本当の陣取りゲームが発生するためずっと四人でプレイしたかったのだが、この時念願かなってやっと四人でプレイできることに。全員すでに二回目以上なので、久しぶりのutaに適時注釈を入れつつ普通にプレイした。
私は序盤から中盤にかけてコンスタントに電力供給を行い、終始リードして終盤を迎える。終了直前三ターンで私は一気に都市を三つ増やし、15都市すべてに供給する体制を整える。その時点での他三人の都市数はたしか13, 12, 10でかつ13のプレイヤーは全都市に供給できてなかったので頭一つでた形になった。この時点でエレクトロ(お金の単位)は150を越え、あとは次のターンで発電所を一つアップグレードして二つ都市を建てるだけだったので必勝を確信したのだが、ここからまったく予想していなかった要因により大逆転が起こる。
終了直前二ターンで私は送電網が一番多かったためリソースを取るとき手番が一番最後になるのだが、なんとここでutaが私の発電所をフル稼働するのに必要なリソースを独占する、という暴挙に出る。この行動のため、私は三枚で16都市供給できてたはずが一ヶ所燃料不足により運転不可能になり11都市にしか供給できなくなる。これでは余剰資金により17都市の送電網を作っても最下位だ。仕方がないためこのターンで終わらせることは見送って次のターンで終わることに狙いを変えるのだが、一つ前のターンで作ってしまった15都市の送電網が仇になり、最終ターンでも私の手順は最後となってしまい、前のターンで見たのとまったく同じ妨害をutaに受けてしまってすべての発電所を動かせなくなってしまった。さらにそのターンにuta, fukeshanが17都市の送電網を構築したのでそのターンでゲームが終了し、結局すべての発電所を動かせなかった私がまさかの最下位となってしまった。*1
私の最下位は最終ターン半ばで決まってしまい、いまいち発展のさせ方がまずかったteketonの三位もほぼ決定してからutaとfukeshanによる熾烈な一位争いが発生し、結果1エレクトロ差でutaが勝利するのだが詳細は割愛する。とりあえずfukeshan、今後競りのときはもう少し冷静に行動しよう。
今後のために自分の敗因を分析すると、今回予備燃料を取らない作戦を取っていたことが一つ、もう一つはいままで三人でプレイしたときはリソースが枯れる、という現象が発生したことがなかったためにまったく想定していなかったことが挙げられる。前述の作戦を取っていたのは明確な方針があったためなのだがここに書くのは面倒なので詳細は私のtwitterの2010/10/09 23:00〜翌1:00あたりのutaとの会話を参照。結論を書くと、おそらく序盤の方に予備を持たない作戦は悪くないが、最終局面で手番が最後に回った場合今回のように狙い撃ちされる可能性があるので、終盤の手番のコントロールと予備燃料の検討は注意して行う必要がある。

お開き

本当はエルグランデももう一度する予定だったのだが、予想以上に時間を消費してしまったので次回にすることにした。ちょうど今週もう一度集まる予定があったため、そのときに行うことにして本日は解散した。相変わらずケイラスとハンザ・テウトニカは一度も出来ていないのだがそちらはおいおいしていくことにする。

*1:プレイ前に他の三人へ、順位の決定方法は最終ターンに電力供給できた都市の数だから、どれだけ送電網を発展させてようが最終ターンに発電できないと結局最下位だよ、といってた私がまさにそのようなケースになってしまった。まるで足元に気をつけてといった人間自身が滑ってしまったような現象である、恥ずかしい…。