技術文書を20年読んでやっと最近理解した読み方のコツ

20年ぐらい技術文書読んできて、最近発見したことがある。

昔からずっと英語の技術文書を読んでいて、読み終わったのに理解度が10~50%ぐらいにしかならないことがよくあった。
難しい文書だと何度読んでも理解度が上がらなくて、苦労していたんだけど、最近コツがわかった。
僕は動詞や文章構造の解釈力が足りないのかと思っていたんだけど、シンプルに単語が何を指しているのかわかっていないだけだった。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/database/monitoring-best-practices-with-amazon-elasticache-for-redis-using-amazon-cloudwatch/
例えば、elasticacheのこの文章の場合、reserved memoryはelasticache固有の意味を持つ。
これを、単なる英単語の「予約されたメモリ」と読んでいてはその後の文章の意味なんて全然わからない。
僕に必要だったのは英語のボキャブラリや英単語力ではなく、ドメイン言語を理解すること、また、どの単語の意味(ドメイン言語)を理解していないのかを自覚することだった。
技術文書で頻出する、この一般的な用語と思いきやそのプロダクト/サービス固有の意味を持つ単語。これを見極めて一つ一つ調べると格段に理解度が上がるようになった。
知らない単語 (熟語)を見つける → 固有の意味を持ちそうか判断 → 持ちそうならglossaryを見たりググって意味を理解する → 元の文書に戻る
このサイクルで、今までより数割早くプロダクトやサービスを理解できるようになったとも思う。