debian安定版でbazaarの2.Xを入れる方法

TS-109IIにdebianを入れて自宅サーバーとして運用している。普段ホームディレクトリの同期方法としてbazaarを使用しており、自宅サーバーをメインリポジトリとしてpull/pushしながら全体を同期している感じだ。
しかし、現在ubuntuで通常使われているbazaarのバージョンは2.0以降であるため標準のリポジトリフォーマットが2aなのに対して、自宅サーバーのdebianは1.X系列なので2aはサポートしていない。bazaarではかなりたくさんのリポジトリフォーマットがあるのだが、この2aと1.X系列最新のリポジトリフォーマットpack-0.92は互換性がない。斯くしてデスクトップPCと自宅サーバー間でpull/pushができないという不具合が起きるのである。
もっとも単純な解決策として自宅サーバー側のbazaarバージョンをあげればいいというのがあるが、ソースコードからインストールするのは普段apt-getからしかインストールしたことのない似非linuxerとしては不安である。そもそも、パッケージのバージョンでstable, unstable, testingなどあるのだから特定のパッケージのみunstable版を使う、などのことが可能なのではないかと思い検索してみると、次のページが見つかった。
Debian “stable”における“testing”及び“unstable”パッケージの導入方法
予想していたより少し手間が掛かるものの、要求通りaptを利用してunstable版をインストールすることが出来るようである。debian lennyのbzrパッケージunstable版は2.0.Xなのでこれを使えば問題ない。もうすぐ自宅サーバーを再インストールする予定なので、その時はこのページを参考に2.X系列のbazaarをインストールしてみようと思う。

20100726追記

bazaarのtesting版インストールに成功。stableベースでは依存関係を満たさないパッケージが一つあり、そちらのパッケージも同時にtesting版でインストール指定することで正常にインストールできた。たしか下のようなコマンドだったと思う。

$ sudo apt-get install bzr/testing python-central/testing