WindowsでSubversionを使っていたときは、比較とマージにWinMergeという秀逸なツールがあったのだけれど、linuxには移植されておらずubuntuを使い始めてからはコマンドラインでbzr diff | moreを打って少しずつ比較していた。
ここのところ頻繁にbazaarを使用するようになり、さすがにGUIのmergeツールが欲しくなってきたのだがkdiff3は前使ったときにWinMergeと比べて相当使いにくかったので*1もっとマシなツールを調べていたら、meldという比較/マージツールがあるらしい。スクリーンショットを見た感じでもkdiff3よりはマシに見えたのでこれにすることにしたが、今度はBazaarから外部ツールを呼び出す方法が分からなかった。
多分ホームディレクトリの.bazaarフォルダの中をいじるのだろうと予測していたのだが、少し調べてみるとどうやらbazaarには標準で外部ツールを設定する方法がなく、プラグインで設定するらしい。しかもmergeツールの設定はできるようだが肝心のdiffツールの設定の仕方が分からない…。
ここで一度行き詰まったのだが、少しmeldを調べてみると実はこのツール自体にバージョン管理システムのリポジトリを検出する機能があるらしく、半信半疑でmeldのGUIからbazaarのリポジトリを設定してみたら見事検出！今度はコマンドラインからワークスペース上の一ファイルを指定すると、自動的にリポジトリ上のベースファイルと比較してくれた。
いやー、今まではバージョン管理システムで外部の比較ツールを使う場合面倒な設定が多かったのだが、このmeldはその辺の設定がまったくいらないので非常に楽である。最新バージョンのリポジトリには対応してくれるのか、同じフォルダにsubversionとbazaar両方のリポジトリがあった場合どうなるのかなど微妙に不安な点もあるが、問題が起きなければしばらくこのツールを使ってみようと思う。
