オブジェクト指向に関する個人的見解

オブジェクト指向というのはsmalltalk辺りから始まってそろそろ四十年位経つのに未だにこれだ、という説明や解釈の仕方が確立されてない。入門書などを読むと、オブジェクト指向とは物(object)の属性や関わり合いをプログラム上で表したものだ、という説明がよくされているけど、これに関する反論や異論もそれこそ数え切れないほどある。
自分はC++からプログラミングを始めたものだから、それこそプログラムを学習し始めた直後からオブジェクト指向というものを理解しようと悪戦苦闘してきたのだけれど、やっぱりこれを読めば分かるというような文書や本はなくて、嫌々ながらも付き合っていくうちにいろんな視点や概念を吸収しつつ自分のスタイルを確立してきたように思う。
そんな風にオブジェクト指向と七年近く付き合ってきた自分がオブジェクト指向について少しはわかったことを説明するならば、オブジェクト指向の肝はDRY原則とスコープをより狭くすること、この二つということだ。


続く